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居宅ケアマネになりたい!面接時に確認したいポイント【テクノロジー活用編】

高齢者人口の増加が見込まれている中、ケアマネージャーの必要数も増えていくことが予想されています。

「直接の介護はもう体力的にしんどいし、そろそろ現場から離れて、事務の方に就きたい。」と思われているペーパーケアマネの現場介護職員さん。居宅ケアマネへの転職はいかかですか?

施設所属のケアマネージャーさんは、現場の介護職員さんと兼務している方も少なくありません。兼務しているからこそ介護職員処遇改善加算の恩恵を受けることができるのですが、居宅ケアマネは基本的に直接介護をする仕事ではありません。

「介護の業界にはずっといたいけど、直接介護はそろそろ卒業したい」と思っている方は居宅ケアマネは、うってつけの仕事でもあります。

今回は居宅ケアマネつぶあんこが、居宅介護支援事業所へ転職するなら「ここ、事前に確認したい!」というポイントの中で「テクノロジー」というテーマに焦点をしぼって紹介していきます。

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なぜならこのテクノロジーを活用することで我々居宅ケアマネの業務は一層効率化を図ることができるからです。

「可能なら楽したい!」という「ものぐさつぶあんこ」が愛する情報ツールについて紹介していきます。転職の面接時に是非以下のことについて確認してみましょう。

ICTの活用状況について確認しましょう

ケアマネージャーはパソコンを使って業務をすることが多い職業です。現在色々な介護ソフト会社さんからタブレットやスマホの使用を前提としたシステムが構築されています。

令和3年の制度改正により、居宅ケアマネが開催しなければならない、サービス担当者会議にテレビ電話装置等(リアルタイムで画像を介したコミュニケーションが可能な機器)を利用することが可能になりました。つまりは、今度ますますICTを活用をした支援が想定されていくわけです。

では、面接前や面接時にこういった事を聞いてみましょう。

タブレット端末の支給の有無

タブレット端末の支給があれば、業務効率が図れます。つぶあんこ的には支給がある事業所を選びたいところです。タブレットを使用するメリットは、以下があげられます。

スキマ時間に記録することができる

居宅ケアマネージャーは日々、数件の利用者宅を連続して訪問します。どんな話をしたかメモに記録し、事務所に戻って転記する。これが従来の方法でした。後日の入力が忘れがちとなりことがあり、「何を話したっけ」と事務所に戻ってから思い出をめぐらすことも少なくありません。一番最悪なのが、記録忘れです。せっかく利用者さんの家に行ってモニタリングをしているのに、その記録がされていないと運営基準減算となってしまいます。

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タブレット端末等の支給があれば、事務所にいちいち戻らなくても、その場で訪問の記録やモニタリングを入力することができます。役所や病院の待ち時間、公園や車の中での休憩中等、そのようなスキマ時間を有効に活用することができます。

つぶあんこ
つぶあんこ

訪問先から帰ってきた後に、不在時に受けた伝言の対応等で記録をすることを忘れてしまうことは、本当にケアマネあるあるです。

地図アプリの活用

利用者宅を訪問する前に、ゼンリンの地図を片手に「ここかな、どこかな」と言いながら利用者宅を探す。新規訪問時であれば、よくある光景なのですが、地図アプリを使用すると、住所を入力するだけで、すぐに目的地のポイントを示してくれます。タブレット端末に地図アプリを入れていれば、訪問までの経路が最短で示してくれるため、時間効率が図れます。

訪問時の情報収集率が向上

タブレット端末を持っていることで、訪問時の情報収集率が向上し、また記録時間等の短縮が図れます。便利なのが、カメラ機能です。利用者のお薬手帳や、介護保険証、介護保険負担割合証、医療情報等、カメラツールを利用すれば、一瞬で情報の取得ができます。

我々の事業所は従来、介護保険証のコピーをもらうために事務所に持って帰り、その後返却するといったオールドスタイルを取っていたのですが、返却したのに「返してもらっていない!」問題が発生するなど、トラブルの種になるのもしばしば。トラブルの火種を作るのは極量避けたいですよね。

また住宅の段差や浴室の状況等の把握、記録及び他職種との共有にカメラ機能はとても便利です。入院中やデイサービス等のリハビリテーションにも生かしてもらえることができます。

サービス担当者会議の出席率が向上する

コロナの影響で、病院の退院前カンファレンス、サービス担当者会議にテレビ電話等を活用することが少しずつ増えてきています。会議をオンラインで行うことで、移動時間の短縮等の時間の効率が図れるので、今まで参加が困難であった遠方の家族さんや忙しい事業者さんにも参加しやすくなったと言えます。

また感染の懸念や利用者の要望等により利用者宅に全員を招集して開催することができない場合でも、ケアマネージャーがタブレット端末を使用することで、ケアマネージャーのみが利用者宅に訪問し、利用者と一緒にオンラインでサービス担当者会議を行うことができます。

つぶあんこ
つぶあんこ

タブレット端末を有効に活用できと、ケアマネ業務がうんと楽になるよ。是非面接時に導入の有無を確認してみよう。

ICTを利用してのグループ作りができるか?

ICTを活用してグループチャットを構築したら、瞬時に情報をグループ間で共有できることができます。ケアマネージャーは情報を集約する立場になっていることも少なくないことから、それぞれの事業所や家族へ情報伝達をする機会がとても多いです。時に不毛な伝言ゲームになることも。

しかし一度グループチャットを作っていれば、それぞれの事業所が直接情報をグループに発信できるので、「不毛な伝言ゲーム」をする必要がなくなります。ケアマネージャーにとっても時間効率が図れます。テキストだけでなく、写真等の情報も共有もすることができます。このようなグループチャットの活用をしている実績があるのか、また現在活用していなくても、今後活用できる余地があるのか確認してみたいですね。

テレワークが可能か?

ケアマネージャーは訪問の仕事だけではなく、事務仕事の比重も大きい職種の1つですす。昨今の介護ソフトは優秀であるので、インターネットの環境が整っていれば職場ではなくても、ある程度の業務を行うことができます。ケアマネージャーは電話等で業務が中断することが多いので、訪問を予定しない日においては自宅で事務作業に没頭できる時間が欲しいところです。

ICT活用が肌に合わない方へ

上記で述べたとおり、ICTの活用をできる環境にいれば業務効率を図る事ができます。しかし、それがどうしても肌に合わない人が一定数(私の体感としてはかなり多い数の方)いるもの事実。新しい端末の操作、新しい会議システムの利用、タブレット等を介してのコミュニケーションツールの活用、そういった新しい情報ツールの活用に、強い抵抗感がある同僚及び諸先輩方を多く見ております。

そのような方に対しては、(やさしく)教えてもらえる環境にあるのかを確認することをお勧めします。そして、どうしても無理な方についてはそういった技術導入をされていない事業所を選択された方がいいでしょう。それも重要な選択肢の1つであると思います。

みなさんの転職活動の一助になれば、大変嬉しいです。

では、明日も適当に頑張りましょう。「ケセラセラ。」

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